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身近になった病気

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近年、従来のうつ病とは異なる、新しい症状が特徴の「新型うつ病」と呼ばれるうつ病が発見され、患者数が増えていることが報告されています。本来のうつ病は、几帳面な中年の男性が罹りやすく、無気力になったり、やる気が起こらずボーっとするような症状が特徴でした。しかし、最近では若年層や女性でも、うつ病の症状が見られ、近年に発見された病気を新型うつ病と呼ぶようになってきました。従来のうつ病と同じように、新型うつ病も、症状や特徴によって、いくつかの種類に分類されています。まず、若いサラリーマンに多く、仕事に意欲が沸かなかったり不眠がちになる症状を「逃避型うつ病」と呼んでいます。文字通り、職務から逃れたがり、問題解決を諦めて現実逃避をするためにうつ状態に陥りますが、遊びや趣味には意欲的なことが特徴です。仕事は嫌がりますが、自分の好きな事には意欲的に取り組めるので、周囲から怠けていると思われ、理解されにくい現実があります。逃避型と同じく、若いサラリーマンに多い新型うつ病の一つで、「現代型うつ病」と呼ばれる症状も報告されています。この現代型うつ病は、会社への忠誠心や他者との連帯を嫌い、協調性がない行動をとるために、「ゆとり世代」と揶揄されやすい傾向があります。しかし、不眠などの体調不良を起こしやすく、また職場復帰したときにパニック発作などの症状を起こす可能性もあり、通常の業務をこなすことは難しいと言われています。また、若い女性が罹りやすく、気分の浮き沈みが激しいなど、感情のコントロールが難しくなる「非定型うつ病」と呼ばれる症状もあります。従来のうつ病が食欲不振になるのに対して、このうつ病は過食になったり、甘いものばかりを食べたくなる傾向が見られます。機嫌が変わりやすく、急に怒ったりイライラし出すことがあるため、周囲にびっくりされることもあります。また、若年層での発症が見られる「未熟型うつ病」では、自己中心的な行動が目立ち、他者への依存度が高いために、わがままな性格だと思われる傾向があります。相手への欲求が高く、実現されないと急に怒り出すなど、感情がコントロールされないために、周囲に理解されにくいことが多々あります。同じく若年層やアラサー世代に多い「ディスチミア親和型うつ病」は、相手に責任を押し付けるような、他罰的な性格の人が罹りやすいと言われています。自己愛が強く、周囲に馴染む気力がなく、常に仕事や勉強に意欲が感じられないなどの症状が表れ、自傷行為を行う人もいるので注意が必要です。このように、新型うつ病と一言で言っても、様々な種類があり、専門の医療機関で正しく診断してもらう必要があります。そして、それぞれの症状に合った治療や対処法を専門医から学んで、症状を軽く抑えることが大切です。